<JAZZYに吹くためには?> by 堀内 秀雄
◎本来は言葉で説明するものではなく、身体で覚えるものなのですが、
吹奏楽の経験しかない人はジャズを演奏する機会が少ないと思います
ので、なかなか捉え方が難しいかもしれません。
どういった感じか、何か法則みたいなものはないか、と頭を使って
考えてみることも、最初は必要かもしれませんね。
ということで、試しに私が経験から得た感覚を言葉にしてみます。
なんらかの参考になれば幸せです(^-^)
・四分音符を●、8分音符を♪、4分休符を○、8分休符をr、と表記します。
・4/4の譜面を見ているものとして下さい。
・楽譜上に、下記の法則に従わないテヌート、スタカット記号等が明記されて
いる場合は、明記されている方を優先して下さい。
(1)SWINGの基本ですが、表拍始まりで
- 3 -
♪ ♪とあったら、● ♪
− ・
と吹く。
この時大事なのは、最初の四分音符がテヌートであることと、
後ろの♪の方が前の●よりも音量が大きいということです。
「dooDA」(ドゥー・ダ!)と吹きましょう。
※逆に、前の●をアクセントで吹いて、かつ後ろの♪より大きく吹くと
「TAnta TAnta」(タン!・タ、タンタ、タンタ、タンタ、踊るあほうに
見るあほう(^o^)…の阿波踊りになってしまいますので要注意!(^^;
JAZZを演奏した経験の少ない人に多い、悪い癖ですね。)
もちろん、
- 3 -
r ♪ なら ○ ♪ 「uuDA」(ゥー・ダ!) ※uu(ゥー)は無音。
・
(2)裏拍から始まるタイで繋がった8分音符2つ(4分音符の長さ)は、
スタカットの♪のように吹く
---- - 3 -
r ♪ ♪ r とあったら、○ ♪ ○ と吹きます。
・
---- - 3 - - 3 -
♪ ♪ ♪ ♪とあったら、● ♪ ○ ♪ と吹きます。「dooDA uuDA」
− ・ ・
(3)4分音符が普通に表拍に置かれている場合、スタカットで吹きます。
● ● ● ● なら ♪ r ♪ r ♪ r ♪ r
・ ・ ・ ・
1つや2つだけ4分音符がある場合でも同様に。
(4)4分音符より長い長さの音符は、普通に(テヌートで)伸ばして
最後で音をすぅっと抜きます。
(5)これはJAZZに限ったことではありませんが、8分裏拍から始まる音は
表拍から始まる音よりも強調します。(シンコペーション)
特にJAZZでは意識的に強く吹く方が良いです。
以上